歯の内部には神経が通っています。これが先ほどご説明した歯髄ですね。
この歯髄まで虫歯が進行すると、歯髄炎と呼ばれる炎症が起き、熱い物を食べるとしみるなど痛みが生じます。ひどい場合には何もしていないのに痛みが出る場合もあります。ここまでひどくなると、歯の神経を取り除く(抜髄)しかありません。
パターン①の処置の簡単な流れとしては、歯の神経まで痛みが起き、歯髄炎を起こしてしまった歯髄を取り除きます。
次に、洗浄液で歯の内部(根管)をよくきれいにします。その後、そのまま蓋をすると、細菌が繁殖するスペースを与えてしまうので、詰め物で密閉します。ここまでの一連の処置がパターン①の処置となります。